駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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ひと安心爆弾騒動残暑なほ

スーパーの駐車場警備をしていますとパトカーをよく見かけます。
万引きなどがありますと業者出入口から入ってきます。すごく多いと思っていたら隊長から無線が入りました。
「無線各局、無線各局。専門店街の男子トイレに不審なスーツケースがあって警察の危険物処理班が来ています。詳細はわかり次第連絡します。以上」


テロかもしれません。爆発物の疑いのある物件を発見しますと「触るな」「動かすな」「近づくな」の三原則を守ることが肝要です。常駐の警備員が爆発物かもと想定し警察に処理を依頼したのかもしれません。
しかし普通はトイレにアタッシュケースがあるのは不審物、いわゆる「その場にあるのが不自然なもの」ではないです。
私が第一発見者ならためらわずに持ってみて重量物が入っているか確認します。通常の重さであれば開けて確認したでしょう。異常に重ければ爆弾が入っているかもしれません。


トイレ周辺が立ち入り禁止となって駐車場警備の隊員も何人か閉鎖監視に駆り出されました。
数時間後に隊長から無線が入りました。
「無線各局、無線各局。男子トイレにあったスーツケースには危険物はありませんでした。持ち主も判明しました。閉鎖は解除になりました。以上」


隊員が減って待機時間が短くなっていました。
「なんだ」とほっとしたと同時に疲れがでてきました。


ひと安心爆弾騒動残暑なほ
足の重くなりゆく思ひ残暑なほ



(PIXTA画像の無料サイトから)
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