駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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警備員はコメディアンか「聞いてないよ」

(警備指示 伝言ゲームのよふに明日の集まる時間と場所を聞く)続き


土曜日の15時頃に隊長から連絡を受けました。
「明日はMスーパーS店です。スポーツデポ隣の空き地に5時半集合になっています」
近所に大型ショッピングモールや博物館があります。場所は知っていました。


5時に自宅を出ました。悠々セーフです。まだ暗いです。すでに相当数の駐車があります。
どこに停めたらいのか見渡しますと誰か近寄ってきました。
長老のNY警備員でした。今日はご一緒に仕事をするのかと思いました。
「お早うございます」。窓を開けて挨拶しました。外は寒いです。
「おお、あんたか。ご苦労さん。あそこに止めて下さい」
壁際に20台くらい駐車しています。その列の最後方に停めるよう指示がありました。


出入口から遠い場所に駐車して時計を見ますと5時20分です。
S店ならここから近いです。歩いて移動しても10分かからないと思いました。スマホで地図を広げて距離を測ってみますと900メートルでした。


スマホをいじっているうちに時間になりました。
誰と何人でどうやって行くのか何も聞いていません。何人か揃って歩いて行くのかもしれません。
周囲を見渡してみました。奥に会社のマイクロバスが駐車しています。遠目ですが誰も乗っていないようです。NY警備員がどこにいるのかわかりません。
入口付近にワンボックスカーがエンジンをかけて停まっています。私と一緒で遅いと思いながら待っているのかもしれません。


10分遅れて軽自動車が入ってきました。
NYさんが駐車場所を指示しています。私の隣に来るだろうと思っていました。
同じ駐車隊列の普通車では無理な隙間に停めさせているようです。
NYさんは駐車場管理かもしれません。私が誰と行くか知っているかもしれません。


5時40分に警備会社の管制から電話が入りました。
「もしもし」
「どこにいますか?」
「指示された場所にいます。デポ横の空き地です。マイカーで待機中です」
「なんでそんなところにいるのですか。5時半に白いワンボックスで出発となってたでしょ? 白いワンボックスがそこら辺にいるでしょ。ナンバーが78××です。1人だけ来ないとワンボックスの運転手から連絡がありました」
「暗いので白いかどうか判りません。ナンバーも見えません。私は30分前に来て待っています」
本当は20分前に来ました。
「じゃあなんでワンボックスに乗らないのですか? 待ってるんですよ」
わめいてうるさい。それこそ聞いていません。
「ワンボックスに乗るような指示もありませんでした。そもそも何人で行くのですか?」
「早出は5人です。早く乗って現場に行って下さい。こんな話をしている場合ではないです。時間です。何しているんですか。お願いしますよ、ったく」


早出は5人だと? 
ということは遅出は何人なんだ。あのマイクロバスで連れてくるのか。かなりの人数が来そうだ。


「もしもーし。聞いてますか、わかったですか?」
「はい」


昔の電話機だったら受話器を思いっきり叩きつけて切ります。
昨日の段階で時間と場所のほかに「ワンボックスに乗り換えて5人で現場に行く」とそのくらい付け加えていれば全く問題はありませんでした。
少なくとも私なら20分もマイカー待機することはありませんでした。20分ぶんのアイドリングに要したガソリン代も節約できました。
口と頭が偏って面倒なら「別の車に乗り換える」だけでもいいです。その一言で警備員は20分のガソリン代も気分も救われます。
管制も隊長も「これくらい知っているだろう」と思うと言葉足らずの伝言になります。
土曜日の隊長経由の「伝言板ゲーム連絡」で不明な点は自分で電話して確認すべきです。


そもそもワンボックスの運転手や中にいる警備員も私がNY警備員と話をしている時から見ていたはずです。
仲間のうちの1人が10分遅刻してきました。それで会社への連絡も遅くなったようです。
ワンボックスの運転手は警備指示書を持っていますので早出する5人の名前を知っていました。ちょっと気を利かせてNT警備員か私に確認してほしいものです。
ふと気が付きました。
仲間が遅刻することが分かっていました。だから私を無視して責任を押し付けたようです。人が悪いうえに姑息です。
おっと、年配の警備員に過剰な期待はいけませんでした。しかも運転手は競輪場の警備員でした。


警備員はコメディアンか「聞いてないよ」何も前もって教えてくれず

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