駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

にほんブログ村 その他日記ブログ 警備員・ガードマン日記へ
にほんブログ村

花火警備 個性同僚で最低かな

花火大会の警備には毎年1度は行っています。
多い年で2回でした。どの花火大会に行くかは会社からの指示によります。
花火大会の警備は独特です。
いわゆる雑踏警備ですが配置場所と同僚隊員で疲労度合が全く違います。


3年前の花火警備ではA町役場の駐車場警備でした。
許可証をお持ちの車だけ駐車できます。お持ちでない一般の花火客は駐車場に入れません。
それを3人の警備員で3カ所の出入り口でチェックしていました。
私がメインの広い出入り口を担当させられコーンとバーで入出庫を規制しました。4時間くらい立ち通しでした。
花火開始30分前に道路規制となり車両通行が禁止となります。駐車場の入出庫はできません。
ようやく小休憩できます。やれやれと近くのバス停のベンチに腰掛けました。
するとわざわざ反対の出入り口にいた学生アルバイトのKYが様子を見に来ました。
信じられない事に「サボったらだめです」と言います。
疲れていた私は「いいの。もう車来ないから少しは休ませてよ」と返事しました。
ですが「班長の休憩指示があるまで立哨して下さい」と言い張ります。
何様かと思いしぶしぶ立ち上がりました。『ま、いいか。せわしい奴が居なくなったらまた座ろう』と思いました。
勘のいい奴なのか信用していないのかKYはこっそりやってきました。
「あ、また座っている。だめです」
と大声で騒ぐのでとうとう、
「もう車は通らないし4時間以上立っている。ここはお前のとこと違って一番出入りが多く疲れた。なのに何でそんなこと言うのか」
と反発し言い合いになりました。
自分はまじめな警備員と勘違いして忠犬のごとく偉そうにします。
社会常識では真面目な仲間を売ってはいけません。足を引っ張るような奴は先輩同僚から嫌われます。そもそも私を仲間と思っていないようです。
班長は事務方の社員で現場に慣れていません。早く休憩を順番に回せばいいのですが隊長の指示がないので待っていたのでしょう。忙しい隊長はわざわざそんな指示はしません。
私ならほとんど通行のなかったKSの持ち場を閉鎖します。3人で2カ所の警備であれば休憩を回すことができます。
このようなことで班長や同僚警備員が個性的ですと花火警備は最低となります。



花火警備 個性同僚で最低かな

×

非ログインユーザーとして返信する