秋分や口の重い警備員
だいたいおしゃべりな警備員が多いのですが、中には無口に近い人がいます。
何を考えているのかわかりません。
誘導棒と呼ばれている赤く点滅する棒があります。
正確には赤色灯と言いますが暗くなると警備員はこれを持ちます。
一か所に一台を交代で使えば済みます。
交代の時に借りようとしたらΓこれは自分の私物だ」と言われました。
Γだから貸さないの?」
Γうん」
Γじやあ今から待機場所まで取りに帰るがいいか」
往復10分掛かります。彼の休憩時間が減ります。
それでも貸したくなかったようです。