駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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春立つや早く渡れといふ警備員

土日のパート駐車場警備員です。
主にショッピングセンターや食品スーパーなどの駐車場で交通誘導をしています。
駐車場の出入り口は何カ所もありますが、特に出入りの多いところがあります。
そのような場所では歩行者も通行車両も多いため警備員が配置されます。


歩行者優先で車に待っていただくことになります。
時には歩行者の列がなかなか切れないことがあります。車の行列が長くなってきます。
交通誘導の警備員としては運転者に申し訳ないと焦ります。
『早く通してあげたい』と思います。真面目な人は特にそうです。悪気はありません。
そこで警備員は歩行者に「早く、早く。急いで渡って下さい」と広報しました。
言われた歩行者はたった今、横断歩道に来たばかりです。なぜ急かされるのかわかりません。
足が悪いのを我慢して小走りで横断歩道を渡りました。
そのお客様は釈然としないままサービスセンターにご自分の気持ちをお話しされました。


お店から警備会社に連絡が入ったそうです。
その真面目な警備員は出入り禁止いわゆる出禁となりました。駐車場警備員の言動はすぐにお店に伝わります。
自分が出禁になるのは致し方ないとしても警備会社を替えられたら多くの皆さんに迷惑を掛けることになります。

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