駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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警備士に携帯貸せといふ婦人

土日祝のパート駐車場警備員です。
食品スーパーで年配のご婦人から公衆電話を尋ねられました。
何回か来たことがあるスーパーでした。ちょっと意表をつかれました。
「えー、どこでしょうか。無線で問い合わせます」
と答えました。
すると「携帯電話貸して」と気軽に言われました。
自分の常識がおかしくなった感じでした。
あとでスポーツドリンクの差し入れでもあるだろうとスマホを渡しました。
しかし差し入れはありませんでした。世の中広いなと自分の常識がゆらぎました。


次に同じスーパーに配置になったときもありました。
スーパー付帯施設の美容院から出てきたマダム風のご婦人が寄ってきました。
「公衆電話どこでしょうか。ご存じ?」
よく見るときれいな人でした。
「はい、中央出入り口の横にあります」
「そう、ありがとう」
自分のスマホを貸そうかと馬鹿なことを思った自分を恥じました。


警備士に携帯貸せといふ婦人に思わず顔を見つつ渡す吾れ


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