駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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炎天のスマホ案内警備員

駐車場警備をしている時に道案内をすることがよくあります。


ご婦人が近寄ってきて「郵便ポストはどこにありますか」と聞かれました。
「え?」。どこにあるのかわかりません。
「問い合わせをしますので、しばらくお待ち下さい」
無線で聞きます。警備員は無線機を携帯しています。
「A駐車場から隊長どうぞ」
自分の名前よりどこから発信しているか場所を言ったほうが親切です。
隊長とは警備員のリーダーです。店内情報や近接施設などをよく知っています。
「はい、どうぞ」と常に待機している隊長から返事があります。
「お客様から郵便ポストを聞かれました。ご存じですか?」
「1階のバス停のところにあります。お客様にはそうお伝え下さい」
「了解です。ありがとうございました」
無線機の音声を聞いたご婦人は軽く頭を下げて行かれました。


年配の男性に問われました。
「馬券売り場はどこかな」
「えっ?」
一瞬絶句します。スーパー駐車場の警備員に聞くようなことではないと思います。
「スマホで調べてますのでちょっとお持ち下さい」
隊長に問い合わせても知らないだろうと自分で調べました。
「JRAのウインズなら駅の北側です。ここから歩いて15分くらいです」
お買い物に来られたついでに馬券を買うのか、最初から無料のスーパー駐車場に駐車して馬券を買いに行かれるのか、どちらだろうかと後姿を眺めました。


炎天のスマホ案内警備員


(PIXTA 画像無料サイトから)


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