駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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問題の先輩と駐車場警備

A競艇場では場内(舟券売場)と場外(駐車場)を同じ警備会社が請けていました。
場内警備員のほうが数が多いので場外警備へ応援がありました。


5年前の新人の頃に場外に応援に行きますと先輩のYDさんと組んで駐車場警備をすることが多くありました。
主に競艇場近接の小駐車場の出入り口警備です。
遠くの大駐車場より先に競艇場に隣接した50台程度の駐車場が人気でした。
そのような駐車場の出入り口に立ってお客様の車を迎え入れます。
満車になりますとロープを張って隣の駐車場を案内します。


YDさんは65歳でした。
朝から赤い顔をしていました。吐く息がアルコール臭いです。
前夜に深酒されたのかとその都度思っていました。
通勤は奥様が車で送迎されていました。
昼食の後にもアルコールの香りがするような気がします。
もしかしてと信頼できそうな先輩に聞いてみました。
「YDさんは朝から酒臭いのですけど昼間も匂うことがあります」
「先輩はロッカーに酒を置いているかもしれないね」
「推測ですね」
「そう、証拠は無いしね」


どうやらアルコール依存症いわゆるアル中のようでした。
アルコールやギャンブルなどの依存症は病気ですが容易に完治しないようです。
YDさんも努力されたようですけど悪化して翌年に退職しました。

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