駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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競艇場警備員はギャンブルができなくなってショック

元船長のエロガッパは大手水産会社を定年してからは毎日がバラ色でした。
街中の住居を売って広大な敷地のある農家を購入しました。
そこがA競艇場の近くだったことも気に入ったようです。


野菜や生花を農家並に作っていました。
それを奥様が近所のスーパーに卸していました。
わずかにしかならないと売上額は教えませんでした。


晴耕雨読ではなく晴耕雨博打で雨が降ると競艇か競馬でした。
近所のA競艇場にもよく通いました。
1年以上も毎月30万円負け続けたためとうとう奥様が怒りました。
ハローワークに出かけ65歳になる夫に代わって再就職を探しました。
シニアでもできる運転手、清掃員、警備員など求人情報を持ち帰り選ばせました。
エロガッパは競艇場警備員を選んで内心で喜んでいました。


「これからは警備員として働いて得た収入を小遣いにして下さい」
「ふん、わかったよ」


いざ入社しますと「舟券を買ってはいけない」と言われがっかりしました。
さらに県内にある3カ所の競艇場と競輪場も同じ会社が警備をしていました。
当然そこに出入するのもだめと聞いてショックを受けました。
(つづく)

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