駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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一日を駐車場警備で空高し

新人の頃の暮れは場内班所属でありながら場外班の配置が半分ありました。
半年の経験ですが場内も場外もどちらも出来るようになりました。
場外警備の隊長と班長はともに70歳越ですから定年まじかでした。
気が緩んだせいか隊長はお菓子を食べてよく居眠りされていました。


秋から冬にかけて場外勤務が増えてきました。
先輩の皆さんと同じように週1度はおやつを持っていきました。
元船長のエロカッパは生花を持ってきていました。
庭にできたミカンや柿などを持ってくる人もいました。
先輩がこっそりと「隊長だけ何も持って来ないで食べて居眠りするだけ」と笑います。
隊長と言っても同じパートの警備員です。10年以上勤めていますのでそれなりに皆さん遠慮があります。
場外班は和気あいあいのいい職場でした。


場内の勘違い男たちが「出勤は1時間前に来い」とヒステリックでした。
場外隊員たちはそんな連中を冷やかにみていました。
場外は隊長と班長が変人でしたが、先輩の何人かは気さくで友好的でした。
「ここはいいですね。早く来いというバカがいませんね」
「早く来て何するの?」
「真面目で優秀な警備員だとレース場職員さんに褒めて欲しいのだと思います」
「そりゃあ勘違いだね」
「やはり、そう思うでしょ」
(つづく)

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