駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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放課後にファイトの掛け声部活かな

1960年代の中学時代のお話です。
部活は裸足で出来るかもしれないとバスケ部でした。


それなのに別の友人から空手や将棋の道場に参加を誘われました。
空手も将棋も裸足で出来ます(笑)。


それより部活と両立できるか心配です。
なにより月謝といいますか会費が心配でした。


どちらも中学生はタダにしてくれました。
中学時代は部活と空手そして将棋をすることになりました。
そんなに忙しいのでレギュラーになりたくありませんでした。
中山君の登場は明日です。
(つづく)

部活する決め手は費用の四月かな

私と級友の中山君はジャンケンでたこ焼き1個を取りあっていました。
とても楽しい遊びでした。
とはいえ真剣勝負です。ジャンケン1回では悔いが残るので3番勝負でした。
先に負けますと2連勝しないといけません。ドキドキします。
勝ったときの喜びは忘れがたく、その1個は格別に美味しかったのです。


小学高学年になりますとお互いの小遣いも10円に昇給しました。
10円で7個のたこ焼きを買えるようになりました。


中学生になっても同じクラスでした。
中学でも部活は出来ないと思っていました。
道具代やユニフォーム代などで母親に負担を掛けたくありません。
本当は野球がしたかったのです。野球道具は高いのです。


中山君は発想が違っていました。
「おい、バスケなら裸足でもできるだろう。お金かからないよ」
と誘われました。
私も中山君も背が高い方でした。
早熟だったようです。勉強の成績もトップクラスでした。
小中学校では毎年クラス委員をしていました。
(続く)

たこ焼きが懐かしき師走かな

近所にラ・ムーというスーパーがあります。
西日本を中心に24時間営業をしているそうです。


昼前に女房が出かけたので弁当を買いにラ・ムーに行きました。
そのスーパー内に、日中だけ営業をしているたこ焼き屋があります。
1パック100円で6個入っています。


たこ焼き屋を見ますといつも中山茂君のことを思い出します。
中山君とは小学校から中学校まで9年間同じ級友でした。


お互いにシングルマザーに育てられました。
同じような境遇のせいか気が合っていました。
教師も進級のたびに同じクラスになるようにしてくれたのかもしれません。


昭和30年代の小学生時代のたこ焼きは5円で3個でした。
ところが10円で7個になります。
私も中山君も一日の小遣いは5円です。
お互いに5円ずつ出して1個をじゃんけんで取り合っていました。
(つづく)