駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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老いというもの知らさせたよな(出張記2)

北九州から長崎の現場まで約200km。
若い頃は休憩せずに一気通貫で往復の運転をしていました。
高速道路をびゅんびゅん走ります。
たとえば熊本インターと八幡インターは140km。
これを4,50分で走っていました。パッシングしまくっていました。


70歳が近くなってきました。
運転自体の疲れはないのですが、途中で休憩をするようにしています。
長崎に行くときは長崎道の多久西PAです。


ところが運転していて気が付かずそのパーキングを通過していました。
「・・・あれ? ・・・閉鎖されたのかな・・・どうしたのかな?」
次の川登SAに入りました。


多久西PAは私が見逃したことがわかりました。
途中に看板も出ています。それを見逃しています。ゾッとしました。
信じられませんでした。
『これが老いなのか』と思いました。

コロナで来るな言われたこともあり(出張記1)

長崎の日帰り出張しました。
8月20日金曜日です。
天気と福岡県での緊急事態宣言が気になっていました。


以前は「来ないでね。解除になってきてね」
と言われていました。
ある意味で宣言慣れなのかもしれません。
(つづく)

お客様は神様でも爺様は貧乏神

隣の女房が私のシャツを引っ張りました。
そして小声で「止めて・・・」と言います。


お店のスタッフは3人揃って鳩首会議中でした。
私の後ろのベンチで爺様は同じ話を大声で繰り返しています。


「・・・スイッチが入らないの。不良品じゃないの。タダで修理してよ。毎月ちゃんとお金払っているでしょ・・・」


どうやら一カ月以内の本当の初期不良品ではなさそうです。
雨や汗などに濡れたか落として壊してしまったのではないかと思われます。
あるいは力任せに毎回スイッチを押して物理的に壊した可能性があります。


わめき始めて10分経った頃です。
とうとう妥協したようです。スタッフが爺様に近寄り何やらごそごそ言っています。


「おお、それで修理に何日掛かるのか?」
「長くて3週間です」
「おお、そうか。その間に代わりのスマホを貸してくれ」
「ちょっとお待ちください」
またスタッフ同士で会議してどっかに電話していました。


興味があるので、耳をすましていました。
「・・・お待たせしました。YM店に貸出機があります・・・」