春寒や新規開店警備かな

新規開店の食品スーパーは人気があります。
警備員をする前はうかがいしれない世界でした。
新規開店スーパーは開店当日から1週間は大盛況です。
駐車場は常に満車です。我々駐車場警備員は休む間もなく交通誘導をします。


一昨年開店したそのスーパーを見かけますと当時のことを思い出します。
駐車場の出入口の交通誘導をしている時です。
信号が変わるたびに続々と入庫されます。同時に出て行かれる車もあります。
「いらっしゃいませ」
「ありがとうございます」
一台ずつに挨拶していました。
そこへお爺さんが通りがかりました。
手を上げて車に止まっていただくように合図をしますが次々に無視されます。
ですが「こらあ、歩行者優先だろうが。車を止めんか」と怒鳴られました。
懸命にやっていますが気が滅入ります。
『ジイサン見て分からんか。これだけ車が出入りしているから少しぐらい待って
よ』
と思いました。
交通誘導していますと怒鳴る爺様が多いように感じます。
歳をとって円満な人格にならない人も多いようです。

自己中が警備員を怒鳴りつけて発散し

駐車場警備をしていまして怒鳴られることがあります。
怒鳴ることで自分の気持ちを相手に伝えているのかもしれません。


駐車場の交差点で交通誘導をしている時のことです。
歩行者が通行するので左折車と右折車に停車していただきました。
歩行者の横断が終り右折車にまだ待つようにと右手で合図して左折車に通るように左手を動かし伝えました。
ところがなかなか発進しません。車内で会話をされているようです。
「進んで下さい」と広報し何度も手を回しました。
やっと私の誘導に気づいたようで発進したところ、右折車がもの凄い勢いで目の前を通過しました。
右折車は我がままで危険でしたが左折車も鈍かったし、事故にならないでよかったとほっとしました。
左折車の運転席の窓ガラスが降りて顔を見せ、
「こらぁ。お前がちゃんとせんから、危ないぞ」
と怒鳴られました。
お爺さんかと思いましたが30代に見える男性でした。
それは『言い掛かりだろう。若いのに情けないなぁ』と感じ早く行けと手を振りました。


ささいな事ですぐ怒鳴る人は、物事を受け入れる度量が非常に小さいようです。
自分の反省をしないし自分の気持ちも冷静に伝える事ができません。解決する方法がわからないから怒鳴るのかもしれません。
器が小さいというよりも頭が悪いだけなのかもしれません。

警備員同志の会話私語に見え

警備員が駐車場にいても風景の一部でありそんなに目立ちません。
とはいえ何人か集まりますと途端に目立つ存在になります。


郊外の食品スーパーの駐車場で3人警備をしていました。
9時の開店時にすでに駐車場は満車でお昼近くまで続きました。
ようやく駐車場に空き枠が増えてきた頃に隊長が私の側に来て話しかけてきました。
「やれやれ、ようやくお客も減ってきたね」
「はい、入庫よりお帰りの出庫が増えてきました」
「そろそろ休憩を順番に回すようにするよ」
「お願いします」
3人共3時間近く休憩なしで交通誘導をしていました。
そのような会話をしている時に店長が通りかかり、
「そこ、固まって話をしないように」
と大きな声でご注意を受けました。
休憩は一人ずつしますので休憩中に打ち合わせをする機会がありません。
帰りに隊長が、
「店長に叱られたなあ。別に私語でもなかったけどね」
「無線機で話をすればよかったですね」
と笑いました。