駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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私って売れ残りでなくとっておき

長女が高校生になって進路を決める時です。
長男は九州工業大学に自転車で通学していました。
長女は「私は東大か慶応に行きたい」と言いました。


「女の子だから自宅から通える公立学校にしてくれないかな」
「兄ちゃんには東大や京大に行けと言っていたのに私には地元って変です」


当時は女子の大学選択に関しては地元の大学を進学の条件とする家庭が多かったです。
それは女子が将来、家計を支えるという発想がありませんでした。
どうせ嫁にいくのだから本当は高卒で働いて欲しいと思っていました。


結局電車で通える九州大学に進みました。
そして東京の誰もが知っている一部上場企業に就職しました。
それなのに30歳で退職し今は世田谷区のアパートでアラフォー独身です。
(続く)

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