「にこぽん」が通用しない電算機
プログラマに向いている人はどんな人か。
40数年前から「論理的思考ができる人」と言われていた。
それは、囲碁将棋それに麻雀が強いかが判定基準でもあった。
私は中学から二十歳まで将棋を本格的に勉強していた。
かなり強くなっていた。
学業はさっぱりだったが論理的思考の訓練ができていたと思う。
プログラムを構築していく上で論理的に考えなければならない。
人間相手ならにこっと笑って、肩をポンと叩いて「今度メシに行こうか」で何とかなる。
いわゆる「にこぽん」である。
プログラムでは「デバッグ」といって必ず手直しする作業が付きまとう。
「よろしく」が通用しない。
どこが原因でバグ(エラー)が起きているのか、なぜなのかといったトラブルを解決できる力が必要となる。
そのような問題のほとんどは論理的に解決できるものばかりだ。
プログラマーの資質として論理的な思考力が必要となる。
必要な資質はまだある。(続く)