駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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お城見て間取り数える小屋住まい

姫路発電所での仕事は「てご」(手助け)でした。
M重工から来られたMという指導員の補助作業でした。


Mさんはたくさんある計器の指示値を読みそれを私が記録していました。
なんとなく慣れた頃に傾向が違う値を言われました。
すぐに「あれ、おかしくないですか?」と言いました。
「え?」と言いながら見直して間違いに気付きました。


それからは宿での夕食時にビールやお酒をこれでもかと勧めてくれました。
その当時は19歳で未成年でした。昔はお酒におおらかでした。


一週間の出張でしたが中日頃に、
「明日は大した仕事無いから休んでいいよ」
と言われました。
当時は日給月給でしたから、出張に来て休みだと日給も出張手当もつきません。
困惑する私にMさんは、
「大丈夫。休みではなく、ちゃんと仕事したことにするから」
と言ってくれました。
「ありがとうございます」
後日ですがMさんは私を何度も指名してくださいました。


休みをいただき、私鉄の山陽電鉄の妻鹿駅から姫路駅に行き姫路城に登りました。
秀吉が見た同じ目線で市内を眺めました。
天守閣で数時間も遠い昔に思いを馳せました。

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