駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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葬儀代値切る故人の長男様


葬儀会館のパート夜間当直をしています。
深夜の電話は普通にあります。
ところがその夜の電話は異質でした。


「NK会館、KYでございます」
「あのう、葬式代が高いので安くして欲しいです」
と若い男性の声がしました。


「いきなりそう言われましても・・・」
いきさつをうかがいました。
明日の通夜式を行う故人の長男でした。
明日というより日付も替わった午前1時です。


喪主は地元に住む故人の兄上様でした。
喪主が担当者と打ち合わせて葬儀の金額を決めていました。


葬儀代は、祭壇や棺、骨壺などのランクによって単価が決まっています。
精進揚げなどの食事代、お礼状や香典返しなど細かいことまで納得していただけるまで打合せをします。
ようやく契約をした費用に対し、横やりを入れてきました。
しかも深夜に喪主でもない遠方に住む長男でした。
(続く)

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