弔問客を装った香典泥棒もいるらしい
夜間電話番の人は事務所でじっとして喪主様やご親族と全く対面しない人が多いです。
通夜があっても私は遠慮しないで会館の内外の様子を見ています。
接待の女性スタッフのTさんが、
「通夜も片付けも終わりましたので帰ります。喪主様も外出され控室は無人です」
と事務所に挨拶に来てくれました。
その直後に遅れてお参りの男性が入館されました。
私が応接しようとしましたがTさんが男性の接待を始めました。
Tさんは自分の仕事が終ったので帰宅していいのです。
弔問客が泥棒だった場合、泥棒が帰る間際に、こっそりと祭壇から御香典袋や御香典箱を盗んでいくという手口があるからです。
(続く)