駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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豪華な粗品というのも変な言い方

公営競技ではたまに起こる荒天での順延、中止・打ち切り。
それはプロスポーツにも限らず音楽イベントなどでもあります。


順延となったことを知らずに競艇場正面玄関にやってきた二人組が、
「熊本からの交通費を出せ」
と正面玄関にいた警備員に文句を言いました。
お客様出入口には台風接近にも関わらずに来られた競艇好きのお客様を追い返すためにいます。


たいていは諦めて帰るのですが前代未聞の要求をしたお客もいたものです。
警備員は自分で解決できないと判断しますと本部に無線を入れます。
お客様に「本部から説明に来ますのでちょっと待ってね」と言いました。


すると二人は何やらこそこそと相談を始めました。
どうやら思惑が外れたようです。
だめで元々の気持ちで警備員に嫌がらせを言って豪華な粗品でもせしめるつもりだったようです。


「おい警備員。台風が来るのにボートレースは無いよな。今日のところは帰ってやる、気をつけな」
「はい・・・?」
何を気を付けるのかわかりませんが、面目を保ったつもりのようです。

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