駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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読経の終りの合図「りん」が鳴る(4)

(つづき)
出先会館で電話を受けた話に戻ります。
「ご宗教は?」とお尋ねして、「天理教です」と言われぶっ飛びました。


『・・・経机どうするんだったけ?』


「かしこまりました。霊柩車のお迎え時間は電話があります。しばらくお待ち下さい」


とはいえ基幹店に丸投げです。
聞き取り用紙に最低限のことを記入してファックスし電話します。


「基幹店、○○です」
「○○会館の○○でございます」
「あ、発生したんだね」
「天理教です。経机どうしたらいいですか?」
「ああ、出先会館には天理教の仏具は置いてないね。霊柩車から用意していくから」


経机とはご遺体の前に仏具を乗せる小さな机です。
ろうそくや線香、りんなどを並べます。


当直はご宗教に応じて仏具を揃えます。
線香、りん、ろうそくなど並べる順番もこだわりがあるようです。
そして「りん」は僧侶が行う読経の始まりと終りの区別にも使われるそうです。
宗教によってりんの作法が異なるそうでややこしいです。
(つづく)

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