ダンプカーの出入りする工事現場の門番は黙って立っており
土日のパート駐車場警備員です。
工事現場で働いている警備員は現場に合わせて土日曜が休みです。
土日の駐車場警備で人手が足りない時に工事現場の警備員が呼ばれることがあります。
2カ月ほど前のことです。工事現場の人が駐車場に来ました。
「YGさん元気ですか。背の高い人です。正月に一緒に仕事しました」
「ああ、彼は門番をしているときに倒れたよ。後からわかったけど脳梗塞だった」
「ええ、そうですか」
「救急車を呼んでもらえずタクシーで病院に連れていったんだ」
作業員が負傷したり倒れたとき救急車を呼ばないというのはよく聞く話です。私傷病として処理します。
現場で事故が起こりますと労働基準監督署、警察が入ります。調査の間は現場が止まりますし過失があれば起訴されます。
最近工事現場の警備員に会いました。
「背の高いYGさんって知ってますか?」
「知りません。4月に入ったばかりの新人です」
「2月の寒い日、仕事中に倒れたそうです」
YGさんは職場復帰されていないようです。
自宅療養中か病院でリハビリの途中か知るよしもありません。
これから暑くなります。現場監督の対応がよくなって欲しいものです。
大きなパラソルかガードマンボックスを用意していただきます。
「警備員さん、ダンプの出入りがない時はここに座ってなよ」
そうなればいいなと思います。
ダンプカーの出入りする工事現場の門番は黙って立っており