駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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秋の昼、警備歩数は3千歩

土日祝のパート駐車場警備員です。
駐車場警備をしている時は待機(休憩)が待ち遠しいです。
公営競技場や施設警備員の人は大体5分前に来てきちんと挨拶します。
プール担当、学生などは普段から立居振舞の指導がないので調度の時間に来て挨拶も雑です。


交代に来た人は、公営競技場の新人です。新人とはいえ私より年上です。
まずお互いに挙手による敬礼をします。交代者が先に発声します。
「交代します」
私は現状の様子を伝えます。
「異常ありません。ここはもうすぐ満車になりそうです」
「満車になったら、休憩中止になって全員立哨ですか?」
「そうですね。隊長の指示で私は出入り口に満車看板を持って立つと思います」
お客様に満車であることを伝えます。
「普段はどちらにお勤めですか?」
「私は、土日祝だけの駐車場警備です。気楽でいいですよ」
「そうですか、私は公営競技です。2カ月ですが、辞めたいです」
公営競技の警備員は、一生懸命仕事をしたいのですが、どうやればいいのかわからない人がリーダーになると新人が辞めていきます。
「嫌な先輩がいるのでしょ?」
「はい、複数」
「先月ここで会ったAさんとBさんも辞めたいと言ってましたがどうですか?」
「もう辞めました。2日で辞めた人もいます。私もそろそろいいかなと」
「私は元公営競技です。2年いました。公営競技から駐車場警備になってください」
「考えます」


過去1年間でこんな会話をした新人は何人もいました。
交代してから『あの人ももうすぐ辞めそうだ。新人いびりをやる限りだめだろう』と思いながら待機場所のマイカーに戻りました。
スマホの「歩数計」を開きますと「歩数:3000歩」でした。


秋の昼、警備歩数は3千歩
秋の昼きっちりと3千歩あるき今は待機警備士


(Photo AC 無料イラストから警備員)

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