駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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来春にプロレス入門希望して

土日祝のパート駐車場警備員です。
ある現場にひときわ若い警備員が来ました。学生バイトと思いました。


「若いね、学生さん?」
「22歳ですけど学生ではありません。8月にスーパーの常駐警備で入社しました」
「覚えることがたくさんあって大変だね。社員になるの?」
「いえ、ここの社員になりません。来年3月にある会社の入社試験を受けることにしています」
「ほう、何系、電気系?」
「スポーツ系です」
思わず彼の横顔をしげしげと眺めました。身長は170センチの私より少し低いのですが胸板は厚そうです。
「何のスポーツですか」
「得意は空手ですがドラゴンゲートという神戸市にあるプロレス団体です」


彼によりますと身長160から170cm台、体重70から80kg台と小柄な選手がほとんどで従来の超人的なプロレスラーとは違い等身大のプロレスラーの集団だそうです。


「だから小柄な僕でも参加できます。子供の頃からの夢が叶います」
「それまで腰掛警備員だね。入門試験に落ちても、もう一年警備員で頑張ればいいね」
「いえ、3月で決めます」


来春にプロレス入門希望しそれまで腰掛の若き警備員


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