(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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霊能者の警備員は童顔

駐車場班の先輩警備員は多士済々でした。
面白い人が多かったです。
そんな中でもピカイチの忘れがたい人はSYさんでした。
小柄で童顔で私より若いと思ったのですが5歳上でした。


SYさんはA競艇場勤務が長くてオールラウンドプレーヤーでした。
場内外の警備に精通していました。
お山の大将というタイプではないので班長などせず穏やかでした。
とはいえ本人の特技は霊感があるということで意外でした。


「僕と握手しますと霊感が強くなりますよ。握手しますか」
「えー、そうですか。ぜひお願いします」
うさん臭がって笑ってバカにする人が多かったようですが私は面白いと思いました。


その効果はすぐに現れました。
翌週の場外勤務の時にSYさんに報告しました。
「握手してもらってから霊感が強くなりました。霊が私にすり寄ってきます」
物体として見えませんが気配を感じて鳥肌が立ちます。昼間は感じません。
夜になると歩いていても自転車に乗っていてもわかります。


「どうしたらいいでしょうか。お経でも唱えるべきでしょうか」
SYさんは事も無げに、
「それは気がつかない振りをしたらいいですよ。霊は悪いことはしません」
と明快に答えてくれました。
(つづく)