(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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競艇場での払い戻しクレーム対処は千差万別(1)

舟券が当たったのに払戻金が少ないというクレームは案外多いです。
たいていは客が高齢なための勘違いです。
賭け式が2連単と2連複の勘違いもよく起こります。客の話をよく聞くと解決することが多いです。
警備員が面倒と感じたらすぐに無線で巡察を呼びます。班長や先輩もそれでいいと言います。


払戻の客が「おい、警備員ちょっと来い」と手招きします。
霊能者SYが駆け寄り事情を聞くと3連複670円の支払いであるが170円しか出ず500円不足していると言います。


透明板をノックして中の従業員を呼び出しました。
「3連複の支払いで500円が不足しているそうです。機械を調べて下さい」
「そんなはずはありません。お客さんの勘違いです。よく確かめてください」
と中の係り員が答えました。
「このお客さんはウソをいう人ではありません。私にはわかります。機械の間違いだってあると思いますので調べて下さい」
と再度お願いしました。
「機械は間違いがありません」
困ったSYは自分のポケットの中で500円玉を握り「あ、下に落ちてました」としゃがんで拾う芝居をしました。
お客は首をかしげながらもSYに礼を言って立ち去りました。
(つづく)