(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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払戻しのクレームは未然に防げたこともあり(2)


OSさんは払戻の立哨をしていました。
レースが終りますと的中者の払い戻しが始まります。
警備員は監視を始めます。払戻機に的中者が並びます。


払戻機の前で振り返って手招きしている年配の男性がいました。
「おい、警備員。ちょっと来い」
OSさんは急いで男性客の横に行きました。
「どうしました?」
「あのな、出てきた金が少ないんだ。3連単を200円買ったので3000円あるはずが600円しかない」
と言って手の平に置いた500円と100円の硬貨を見せた。
「えーと、ちょっとお待ち下さい。確認します」
と言って自分のメモを取り出しました。
OSさんは終わったレースの到着順と配当を記録しています。


このレースは三連複で3倍でした。3連単で15倍ですから100円が1500円になります。
三連複では100円が300円ですから200円買ったら600円になります。


「えっと3連単ですと15倍ですから200円買うと3000円の払戻になりますね」
「おお、そうやろ。2400円少ないのはけしからん。とぼけた機械やの。なんとかせえ」
「中にいる係員に入れた舟券を確認してもらいますが、もし3連複を200円買っていたら払戻は600円になりますが・・・」
「何?・・・そう言えば・・・3連複かもしれん・・・」と声が小さくなった。
「3連複だったということでいいですか?」
「そう、思い出した。3連複やった。すまなかった。わしがぼけとった。あはは」