(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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競艇場警備における独特の仕事

5年前のA競艇場の無料席警備班ではレースが始まりますと掃除を開始します。
お客様はスタートと最初のターンを食い入るように見ます。勝負はそこで決着します。


掃除は記載台と呼ばれるマークカードや鉛筆を置いたテーブルの整理です。
だいたい10メートル間隔で設置されています。その付近に大型モニターもありオッズやレースを映しています。
お客様が散らかしたマークカードや鉛筆を記載台の格納箱に戻します。
記載台の数も多いですから手際よくしないと払い戻しが始まってしまいます。


書き込みをされていないマークカードと鉛筆は再び使用するために戻します。
ところが年季の入った警備員はまだ使える鉛筆もマークカードもテーブルに出ているものはゴミ箱に捨てていきます。


レースが終わりますと払い戻しが始まります。
本命サイドで決着しますと払い戻しを受けるお客様が多くなります。
警備員は払い戻しの時に問題が発生しないように監視を始めます。
払戻金が少ないなどと金額の勘違いをしたお客様から警備員が呼ばれます。
そんな時は無線で巡察という遊撃警備員を呼んで対処するようにと言われています。
そのため仕事熱心な警備員は払い戻し時間も立哨しないで片づけをせっせとします。
そのような警備員が評価されていました。
私は掃除をしないで払い戻し中は立哨していました。
『掃除なんかよりお金の取り忘れや盗難を防止するほうが大事だろう』という信念を持っていました。
取り忘れは自己責任ということで警備員の責任ではないそうです。
ですから私はサボりのダメ警備員と呼ばれていました。
(つづく)