駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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競艇場警備員は耳が大事だが必須でもない

競艇場警備は他の警備よりは働きやすいです。
体力や機敏さが必要な仕事ではなく高齢者でもできる仕事内容です。
場内は空調が効いて快適です。
場内ではよく聞こえる耳があればなお結構です。
というのは舟券発売機はよくできていまして、マークカードの記入ミスを音声で知らせてくれます。
それを離れた場所で立哨していて聞き分けることができたら困っているお客様に的確に助言できます。
5年前の60歳の時は先輩警備員よりはっきり聞こえていました。
パチンコ台のようにずらりと並んだ舟券発売機の中から機械の音声を聞き分けます。


24カ所もある競艇場の中でどの競艇場を選んだかを書き忘れたら次のようにアナウンスがあります。


『階催場が正しく記載されていません』


お客様が機械から吐き出されたマークカードを手に見ているそばに行き、
「下段の左から3番目のA競艇場にマークを入れて下さい」
と案内し鉛筆を渡します。


また機械が、


『開催場を書き直して下さい』


と言うこともあります。
ここのA競艇ではなく違う競艇場に印を入れた場合です。たいてい近所のW競艇を選んでいます。
お客様に、
「Wばかり行ってないで、こっちにも来て下さいよ」
と言えばすぐに気が付きます。
笑っているお客様に消しゴムと鉛筆を渡します。


耳や目の遠い警備員は機械の音声を気にすることなく記載台の掃除をせっせとしておけば問題ありません。
むしろその方が班長や先輩たちから「真面目でいい警備員」と言われます。

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