(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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偉そうにしているリーダーは二流かな

前班長のモアイは55歳で定年退職してから警備員になったそうです。
A競艇場警備員となって15年のベテランです。
昔は企業の定年が早かったです。自衛隊はもっと早く若年退職制があり40代後半でした。


競艇場の警備員の仕事は良くも悪くも十年一日です。
よく辛抱されたと感心しますし変化がないから長く続いたのかもしれません。
班長も長年されて自信家で偉そうです。
偉そうにするリーダーは、勉強不足で自分の考えが不足していることに気づいていません。
自分が偉いと思い込んでいるので偉そうにするのだと思います。


一日の警備終わりはファンの皆様が退席されてから忘れ物がないか点検します。
無料席はプラスチックの硬い椅子が4座席連結されています。
班員全員で数百もある椅子の上下と通路に落とし物がないか見て回ります。
椅子の下で自動車の鍵を見つけたこともありました。
落とし主さんは駐車場で気が付いたそうです。すぐに戻ってこられました。


(観客席は斜面に椅子が配置され水面を見やすくなっています)


私の3カ月先輩のFJさんが帽子を取って椅子の下をのぞきこんでいますと、
「おい、そこの警備員、帽子を脱ぐな」
とモアイが遠くから大きな声で怒鳴りました。
椅子の奥に何かがあって取り出すために一時的に帽子を脱いだだけです。
「FJか、お前のことだ。帽子をかぶれ」


FJさんは何のことかわからずきょとんとしていました。
そばにいた私が、
「モアイが帽子を脱いだことがいけないとわめいています。馬鹿ですね」
と教えました。
「えー、真面目に仕事しているのに・・・」
と憮然となりました。


特定の人を大勢の前で叱ることは見せしめなのでしょう。
でも大勢の前で吊るし上げるやり方は逆効果です。私怨と思われても仕方がありません。
万事がこんな調子で、さも自分が警備員のリーダーであると誇示していました。
私が中身の半分入ったタバコの箱を見つけた時も偉そうでした。
(つづく)