駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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威張りたがる爺さんは老害警備員

最終レースが終りますと観客席の点検を行います。
無料席は固いプラスティックの座席のせいか新聞を敷くファンの方が多いです。
新聞の間にクッションも兼ねてか大量のマークカードなども挟んでいます。
使えそうで汚れていないカードは元の場所に戻します。
時々中身の入ったタバコの箱もあります。いつもは清掃担当の清掃員の方にあげています。
たまたま近くに前班長のモアイがいました。
差し上げるつもりで「タバコがありました」と見せました。


モアイグループは喫煙者が多く毎朝お客様用喫煙場で盛んに吸っています。
毎朝の習慣になっているようです。
警備員控室の前なので出勤してきたら煙でむせ返ります。
お客様用喫煙所は何カ所もあります。別の喫煙所に移動するような思いやりもありません。
それに挨拶しても知らん顔して無視します。
3カ月間無視され続けましたので4カ月から「煙い、煙いなあ」と大声で言って控室に入っていました。


モアイはタバコを見て、
「それ、どうするのか。そんなので巡察を呼ぶな。捨てとけ」
と怒鳴りつけられました。
そんな物言いしかできないようです。やはりバカと思いました。
巡察とは遊撃警備員です。拾得物を受け取って倉庫に保管します。
70歳の老人ですから仕方ないのかもしれません。
ぐっと我慢しました。顔に出ていたと思います。
とはいえ70過ぎてもちゃんとした人もいます。モアイは低品格ですから怒鳴ります。
そもそも部下であっても人を怒鳴りつけていいはずがありません。
ましてや部下でも上司でもありません。ただの先輩と後輩です。
モアイは馬齢を重ねただけで警備の何たるかを知らないジイサン警備員でした。


A競艇場では警備員の定年制を打ち出してきました。
68歳定年となったと聞きました。来年はモアイも含め5人ほど退職するそうです。
あと3カ月の辛抱と我慢することにしました。

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