駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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スパゲッティを買い忘れたご婦人

土日祝のパート駐車場警備員です。
スーパーなどの駐車場では通路に車も人も通ります。


入場してきた車に「いらっしゃいませ。どうぞ」と大きな声と大きな動作で進行方向を示します。歩いて来られたお客様には挨拶をしない隊員が多いです。


私は歩いて来られた年配のご婦人に挨拶をします。
「おはようございます。いらっしゃいませ」
「おはようございます。車が増えたね。お疲れさま」
「はい、ありがとうございます」


先ほどのお客様がお帰りです。両手に重そうなレジ袋を提げています。
「ありがとうございました」と私。
「あら、スパゲッティを作るつもりだけど、スパゲッティを買い忘れたわ」
パスタ麺のことだろうと思いました。
「私の後ろにレジ袋を置いて、もう一度お店にどうぞ。荷物の番をします」
そこまでしたらいけないのかもしれません。
「そうさせていただくわ。スパゲッティを買ってきます」


荷物番をしていたお客様が戻ってきました。
「ありがとう」と言いながらパスタ麺の入ったレジ袋からペットボトルのお茶を差し出しました。お礼のようです。
「飲んでください」
「あ、ありがとうございます」
素直に受け取ります。


スパゲッティを買い忘れたご婦人の手荷物預かる駐車警備士


(photo AC 無料写真素材からスーパーマーケット)

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