(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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つきつめて男は皆やせ我慢外れ舟券ゴミ箱に投ぐる

舟券の購入はマークカードで行います。
記入ミスがありますと自動発売機はメッセージと共にカードを出します。
出てきたカードを手にして何が悪いか見直すことになります。


A競艇場では消しゴムは警備員が持っています。
どこにも消しゴムはありません。その理由を先輩に聞きました。
消しゴムのカスが機械に悪影響を及ぼすので消しゴムを使わないようにしているそうです。
間違えた場合は書き直すようにお願いするそうです。
これはA競艇場だけかもしれません。
後日経験した2つの競艇場にはちゃんと置いてありました。


お客様は発売機の前で警備員を手招きします。
「おい、警備員、消しゴム」
小走りで駆け寄って消しゴムを渡します。
私はメッセージが聞こえた瞬間に駆け寄っていました。


「何が悪いか見てくれ」
と言われることがあります。
「賭け式が三連複と三連単のところにチェックがあります。三連複ですか?」
「いや三連単だ」
「じゃあ三連複のところを消します。でもこれは6号艇が頭になっています」
「それでいい」


おおむね6号艇が1着になると大穴と言われる配当になります。
当ると大きいですがいつもそんな買い方をしますと負けてばかりです。
6号艇の選手が超一流なら1着の可能性もありますがそうではありませんでした。
案の定6号艇は6着でかすりもしませんでした。
くだんのお客様は黙ってゴミ箱に舟券を捨てていました。