エロガッパと呼ばれたスケベな警備員
元船長のNMさんはエロガッパとかエロタコとあだ名がつきました。
入社して2カ月足らずで競艇場で働く女性清掃員全員のお尻を触ったと豪語していました。
女性は5、6人ぐらいいました。完全制覇と喜んでいました。
競艇場の警備員になってからはまさに「陸に上がった河童(おかにあがったかっぱ)」でした。
御周知の通り、環境が変わったため、得意とする能力を十分に発揮できず、思うようにならないことのたとえです。
とはいえ警備員の仕事をなめていたと思います。
ボートレ―スが始まるとレースファンの方々は当然レースをご覧になります。
警備員はその間に記載台と言われるテーブルの整理を行います。
エロガッパは足を止め一緒にレースを眺めます。
舟券は買えませんが自分でレースの予想をして結果を確かめていたようです。
班長やベテラン警備員がエロガッパに注意しますが言うことを聞きません。
「タコさん、レースを見ないで片付けをしてよ」
「するから俺にかまうなよ。クビにしていいよ」
と意に介していません。
(つづく)