(元)敬老警備員の詩

警備員俳句や警備員短歌をタイトルにした警備に関する雑詠です。

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落とし物を受け取った警備員がすべきこと

落し物を拾った人には2つの権利があります。
落とし主が不明のとき、拾ったものを貰う権利です。3カ月後に受け取ることができます。
もう一つは落とし主が判明したとき、お礼を受け取る権利です。
これを報労金といいますが1割前後の金額です。         


警備員が落し物を受け取ったときに2つの権利を行使するか放棄するかどちらか確認しないといけません。
だから巡察のOMはエロガッパに拾った人を探させたのです。
それにいつも偉そうな態度をとるエロガッパに嫌がらせをさせた意味もあります。
最初から拾い主がわかるわけないと分かっていました。


エロガッパはどんな人だったかさっぱり覚えていませんでした。
観客席を一回りしました。そしてやる気の無い捜索は徒労に終りました。


「わかりませんでした」
「よしわかった。今度から2つの権利を確認すること。それからお金はマークカードなどで包むように。ポケットにいれたらいけないよ」
と偉そうに言ってOMは意気揚々と引き上げました。
歩きながら無線を入れました。
「巡察2から警備本部」
「警備本部です。どうぞ」
「ただ今から3投の拾得物をお届けします」
「警備本部、了解」
「以上、巡察2」
(つづく)