駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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競艇場すべきことが多い警備の付帯業務

場外駐車場警備班には元競輪選手のURさんがいました。
丸刈り頭で頑丈な体形をしています。
場内で移動に使う自転車が10数台あります。
その自転車のパンク修理や点検整備をよくしていました。
気さくな人で気軽に話かけてきました。


「何年生まれ?」
「ニッパチです。28年です」
「おお、同じ歳だ。ボクは50前で失業してからここで働いています」
ということは警備員10年以上のベテランです。
何の仕事をされていたのか遠慮して聞きませんでした。
きっと普通に会社員だろうと思いました。
まさか競輪選手だったとは思いもよりませんでした。
もっと競輪の予想のことなどを聞いておけばよかったと後悔しています。


「私は自分の仕事が減ったのでパートで入社しました。月に15日以内の勤務です」
いずれ本業が多忙になれば警備員を長期間休むつもりでいました。
案外このまま警備員を続けるかもしれません。当時はわかりませんでした。


URさんは新米の私たちと駐車場の出入口に立ったりしません。
駐車場警備の巡察として付帯業務をしていました。
競艇場パトロールカーで場内外の交通状況を巡察します。
あるいは駐車場の駐車台数を数えます。
日によって場内で発生したゴミを指定の場所に運搬していました。
場内の巡察のように威張っていませんでした。


競輪選手が引退してからは競輪場の職員や警備員になる人が多いそうです。
競艇場の警備員になったのは単に家から近かったからのようです。
高級住宅街にお住みでした。
(つづく)

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