駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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競艇場警備員は舟券を買えない話

A競艇場の指定席は200席ほどあります。
大きなレースがありますと満席になります。
通常レースでは半分くらい空席です。
それでも人気のある席があります。
水面中央付近でのスタートゴールが見える席が1番人気です。
次に第1ターンマーク付近の席が集中します。
私もその方向からの観戦が好きです。
ターンの上手い下手がよくわかります。
上手いレーサーは舟券の参考にします。
私はスマホやパソコンで全国のレースの舟券が買うことができます。
競馬と競輪の方が好きですからボートレースは買っていません。


それなのになぜ参考にするかといえば理由があります。
無料席で私の意見を聞きたがるボートファンのお客様が何人かいるからです。
無言で私を手招きしてご自分の記入したマークカードを見せます。
たいてい大穴狙いの組み合わせになっています。
じっと見てひとり言をいいます。


「4、6号艇の頭はありません。頭はターンの上手い1か3です」
A競艇場では1号艇の勝率が高く5割を超えていました。
予想する上でそれは大事な確率です。
第1ターンマークの位置が甘くて旋回しやすくなっているからです。
ターンの上手い選手が内側の1から3コースにいますとねらい目です。


「1から3それと3から1の2連単がお勧めです」
「単だと配当が安いなあ」
とお客様のひとりごと。
2連単は1着と2着を着順の通りに当てるものです。
オッズは人気ですと3倍から10倍程度です。3倍くらいだとほぼほぼ当たります。
「このレースは確かに4,6号艇にいい選手がいて波乱含みです。3連単を狙うとなると点数が増えます」
と私もひとりごとを言ってその場を離れます。
(つづく)

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