駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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「ごめんなさい」言える警備員はほぼ皆無

おっさんは絶対に自分がわるいとは言いません。思っていても言わない。
自分の言うことは間違っていない、と思う。間違っていたと認めるのもいやです。


競艇場警備員はお客様が舟券を購入するときは他の作業をやめて監視するものです。
舟券や釣り銭の取り忘れがあれば教えます。
他人に取られてもいけません。だからこそ警備員が立哨します。


無料席班の班長のDEさんと舟券売り場の警備をしたときです。
DEさんが監視する発売機の前に2人組の男性が立っていました。
間もなく締め切り時間になりますし私の担当発売機には誰もいなかったので記載台の整理を始めました。
DEさんは最初から発売機を見向きもしません。
何台もある記載台の整理を常にしていました。
常々売り場の監視より記載台整理が大事と言われ実践されています。


締め切りブザーが鳴りました。
2人組の男性が何か言いながら立ち去りました。
どうやら舟券が買えなかったようです。
しばらくして自販機から何かメッセージが聞こえてきました。
まじかにいるDEさんは聞こえないようです。
私が自販機に近づきますと3万円の取り忘れがありました。
時間切れと思って投入した現金を忘れて立ち去ったようです。
私はDEさんを呼びました。なじる目をしていたと思います。
すると、
「俺はわるくないよ。ちゃんと仕事していたんだからな」
と言い訳を始めました。
おっさんは絶対に自分がわるいとは言いません。思っていても言わない。
(つづく)

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