駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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警備員も意気に感じて春になる

競艇場警備員になってもうすぐ1年たつ頃です。
とにかく良いように使われてモチベーションが上がりません。
競艇場の場内外や食品スーパーに行かされていました。
無料席の班長からは、
「早く出勤しろ。1時間前に来い。新人にそう言っているのにあんたが遅いのは示しがつかん。俺の班に要らんからどっかに行け」
と罵声を浴びせられていました。
頭のいい新人たちは異動願いを出して別の職場にさっさと行っていました。
私は私の矜恃で1年間ここで我慢して辞めようと思っていました。


「お金を貰っているのだから一生懸命働くのは当たり前」
とよく言われました。
嘘臭いと感じます。そんなことはないです。
人はお金だけではなく意気に感じて働くものだと思います。
自分が誰かの役に立っていると実感すると充実感があります。
たまに無料席班に配置されますとお声を掛けてくれる方々がいました。
「舟券と釣り銭の取り忘れを見てくれよ。レース予想も頼むよ、あはは」
そんなお客様がいて嬉しかったです。


そんな時に競艇場有料席の班長から、
「有料班に来ないか。1時間前に来いとは言わない。それより俺のために働いてくれないか」
と声を掛けてくれました。
(つづく)

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