平成最後の日に五年前の警備員は悩み多き日かな
5年前の今ごろの私は八方塞がりでした。
仕事は競艇場場内警備員のはずがあちこち指示されていました。
場外駐車場から食品スーパー、ホームセンターそしてショッピングセンターの警備に行かされました。
喜んで行きたいわけではありません。「辞めていいよ」と感じていました。
そして競艇場の所属する班長から出て行けと怒鳴られていました。
さらには希望していなかった警備員検定試験を受けることになりました。
仕方ないにしても勉強もしなければなりません。
当時は還暦となって記憶力が衰えていました。
異動願いを隊長に提出していましたがなんの音沙汰もありません。
辞めようと思っているところに辞められず八方ふさがりで鬱屈していました。
(つづく)