５年前の雑踏警備検定に同じ警備会社の各部署から４人の受験者が集まりました。
そのうちの１人がミニボートピアに勤務する人でした。

ボートピア（ＢＰ）という場外舟券発売所があります。
特に窓口数が少ない発売所はミニボートピア（ＭＢＰ）と呼ばれています。

同じ受験生であるＷ競艇場のＳさんから、
「彼はＭＢＰの隊長だけど、去年合格した隊員から『隊長を替ろうか』と言われたそうだ」
と聞きました。
「そいつは嫌な奴ですね」
班長や隊長の条件に検定合格は関係はありません。持っていない人が大半です。

「それで一年かけて勉強してきて、自信満々らしい」
私のように３週間前と違います。正反対です。
若いＳさん以外は３人とも６０代でした。

警備員検定は国家試験ですが記憶と常識で合格できそうです。
３カ月もあれば６０代のシニアでも大丈夫だと思います。
それでもシニア世代では受験希望者が少ないようです。
受験勉強を通して警備のレベルアップができます。
『警備とは何か』を知らないオッサン警備員があまりにも多すぎます。
特に私の所属しているＡ競艇場は情けない状態です。
ぜひとも合格して同僚たちに続いて欲しいと思いました。
（つづく）