警備員検定本番試験は実技から
実技試験は3時間、筆記試験は1時間でした
実技試験のために数字の番号を記したゼッケンを付けました。
それは机の上に置いてありました。机の番号と同じ17番でした。
最初は体育館に移動して負傷者の搬送と護身術の試験がありました。
4列横隊に並んだあとに2人1組で行います。
私のパートナ-はナンバーの大きな20代の若い人でした。
「あ、60台ですね」と声を掛けました。
「再試験っす」
昨年の不合格者と当たったようです。
それは吉なのか凶なのかわかりません。
「そうですか。よろしくお願いします」
「はい」
『何だって?』
私がていねいに挨拶しているのに嫌な予感がしました。
(つづく)