拾得物法は以心伝心とはいかず
施設内の落とし物は「遺失物法」に基づいて手続きをとります。
競艇場などの施設で現金などを拾った場合は誰が拾ったかが問題です。
警備員など施設の従業員が拾った場合と施設に来られたお客様が拾った場合は手続きが違います。
ですからなるべくお客様が硬貨などを拾う前に私が拾います。
私が硬貨を落とした音を聞いて拾ったところで落とし主を見ていません。
どうするか?
私は現金に近いところにいたお客様に、
「落としましたよ」
と差し出します。
10人中9人は受け取っていただけます。
中には「俺じゃない」という方もいます。
「まあ、そう言わずに6→1の2連単でも買って下さい」
と言いますとにやりとして受け取ってくれます。
6から1の2連単なんて低確率です。当たれば100倍程度になります。
つまり100円が1万円になります。
(つづく)