駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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遠隔の現場を指示され断りを毅然と言える警備士居たり 

土日のパート駐車場警備員です。
郊外の食品スーパーHN店では土曜日は3人体制です。
待ち合わせ場所に公営競技場に勤務しているEGさんが来ていました。
EGさんは昨冬の入社でまもなく1年になります。
「やあ、久しぶりですね。よろしくお願いします」
「あ、どうも」
「実は私はK市体育祭と言われましたが後からここに変更になりました」


K市の体育祭は自宅から25キロも遠隔地です。
交通費は出ません。ガソリン代や車使用料はもとより都市高速道路も自前です。
ちょっとは通勤距離のことも考えて頂きたいものだと気分が落ち込んできます。
いつまでたってもこんな仕打ちを受けるならそろそろ辞め時かなと頭にかすめます。
自衛策はあります。大きなイベントがある日はあらかじめ休みにすることです。


「そうそう、俺も行けと言われたけど絶対嫌だと言ったらここになった」
EGさんは私よりさらに西に5,6キロ遠いはずです。
つまりK市体育祭まで30キロ以上あります。喜んで行きたいわけではありません。
「そうですか、おかげさまで私もここの近場になりました」
おとなしくしていればどこに飛ばされるかわかったものではありません。
少しは反発も必要なようです。



遠隔の現場を指示され断りを毅然と言える警備士居たり

肌寒や警備士興奮事故を見て

土日のパート駐車場警備員です。
雨降りなど天気の悪い日曜日はショッピングモールのお客様が増えます。
先日の日曜日は雨に加えて肌寒いこともあって通常より早く満車になりました。
満車ですから入場規制と臨時駐車場の案内をしますが突破して入場されます。
駐車場内が渋滞します。とうとう接触事故が発生したようです。


発見した警備員が隊長あてに無線を入れました。
「事故です。車の色は白とグレイです。ナンバーを送ります」
隊長は「どこですか。場所を教えて下さい」と問います。
すると車番や車種を一方的に送信してきます。
私たち警備員も無線を聞いています。この隊員は舞い上がって無線の原則を忘れています。
いわゆる5W1Hです。警備業界では六何(ろっか)の原則と言われています。
When 何時(いつ)、Where 何処(どこ)で、Who 何人(なんびと)が、What 何を、Why 何故(なぜ)、How 如何(いか)にして、の6つの何です。


隊長は状況を理解しょうと質問を繰り返します。
場所、事故の程度、怪我の有無など普通に知りたいことです。
車種や色、ナンバーは最後です。
ピント外れの回答を聞くうちに状況がわかってきました。
軽い接触事故でした。当事者同士で話し合いをされて解決したようでした。
60歳を過ぎた男が興奮をして支離滅裂の無線をするのは素養や知識不足のようです。
無線対応に不慣れということもあるかもしれません。
それでも普段の心がけの問題と感じました。
時間になったので警備員します。言われたことをしました、終りの時間になったので帰ります、では素人同然です。
せめて仕事中は想定される事案に対しどうするか考える習慣を身に着けたいものです。



肌寒や警備士興奮事故を見て

駐車場満車で罵声秋の雨

昨日は終日雨で肌寒い日曜日でした。
天気の悪い日はショッピングモールの来客が増えます。午後から場内駐車場が満車になり夕方まで続きました。
駐車場入口では満車ですから入場規制と臨時駐車場の案内をします。
大半は無視され続々と入場されます。当然なことに場内は渋滞します。
空き枠を探す車が長時間滞留され運転者はイライラすることになります。


交差点で安全誘導をしている時に、左折車を先に通るように案内していました。
右折待ちでしびれを切らした車が突っ込んできました。私のすぐ横を急速度で抜けていきました。
私は左折車だけを見て誘導していましたが、かなり驚きました。
鼻先をかすめられた運転手が窓を開けて「ちゃんと見らんか」と怒鳴りました。
あぜんとしました。そして人としてその態度はいかがなものかと思いました。家族は恥ずかしいと思います。
私はその罵声車を見て早く行けと合図していました。
ぐずぐずして少し間が開きました。その隙に右折車が飛び出したものです。
私が文句を言われる筋合いはなく、逃げた無謀運転車を追いかけて自分で注意をしていただきたいものです。
渋滞でイライラするのはわかります。
自業自得ですがそれが嫌なら入口の満車看板を見たら素直に臨時駐車場に移動していただきたいものです。



駐車場満車で罵声秋の雨