駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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警備員小説のブログ記事

警備員小説(ムラゴンブログ全体)
  • ホタル祭り警備日誌-6-

    仮設ステージでは18時30分にガールズバンドの演奏が終わった。予定では出店は19時まで営業してから撤去作業が始まる。19時30分に2カ所の出入り口を解放して片付け車両が出入りすることになっていた。 隊長の北尾はしばらく2カ所を3人で交代に警備する、いわゆる「2-3(ツースリー)」の体制を継続して様... 続きをみる

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  • ホタル祭り警備日誌-5-

    丸川は歩道の北尾と交代した。北尾が園児バス出庫の引き継ぎをして待機に入った。 園児バスが駐車している。仮設ステージでは幼稚園児が出演中だった。演技が終わると園児たちを乗せてバスが出て行く。その時に歩行者の安全誘導を行う。 丸川は日陰をえらんで立っていた。普段はレース場内にいるので外での仕事は新鮮だ... 続きをみる

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  • ホタル祭り警備日誌-4-

    丸川は待機休憩を終えて、音楽ホール玄関横で北尾と交代した。 北尾は「出店で売っているハンバーガーを食ったよ。600円もしたけどうまかったなあ」と言った。 帽子を脱いで上着をはおって警備員と分からない服装であれば一般の人と同様に買い物ができる。北尾は小ぶりの手提げ袋に水筒と薄手のジャンバーを入れ足元... 続きをみる

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  • ホタル祭り警備日誌-3-

    ①番ポストの丸川は出入り口の歩道に立った。 普段のボートレース場での勤務と同じように、足を左右に広げ胸を張り後ろ手をして周辺を監視した。人通りは少なく音楽ホール玄関脇に立つ香野が見えた。 彼はソフトクリームのロボットをずっと見ているようだった。ふと気が付くと姿が見えなくなった。出店をのぞいているの... 続きをみる

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  • ホタル祭り警備日誌-2-

    12時を少し過ぎて軽自動車2台で出発した。 「私についてきて下さい」と言って社員の吉野が先に出た。 後についた北尾が運転しながら「そういえば昼飯どうした?」と聞いた。 助手席の丸川は「弁当を持ってきました」と言い、香野は「11時30分に食事して11時45分に家を出ました」と答えた。 「俺もまだ食っ... 続きをみる

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  • ホタル祭り警備日誌-1-

    「ちょっと早かったか・・・」 丸川隆志は時計を見た。11時20分だった。 5月最後の土曜日は、ホタル祭りのイベント警備で会社に12時集合と連絡を受けた。 会社の1階は社有車の駐車場になっている。階段の横に3人掛けのベンチがある。そこで一緒に働く人を待っていた。通勤マイカーは隣の有料駐車場に入れた。... 続きをみる

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  • 雑踏警備小説予告

    「ホタル祭りの雑踏警備」を第一話から第六話まで書きなぐりました。 それらを元に「雑踏警備小説」らしきものを考えています。粗筋はできています。 タイトルは「ホタル祭り警備物語(仮題)」です。 明日から前編と後編の2回とするつもりです。 おさまりがわるければ上中下の3回にするかもしれません。 ここのブ... 続きをみる

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