真言は現世利益を与えたり
私が真言宗の信者になったのは「現世利益」のためです。
浄土宗などでは「現世は苦しいが南無阿弥陀仏を唱えれば来世は極楽に行ける」と説きます。
真言宗では死後より生きている今が大事といいます。
死後四十九日に輪廻転生するから一回忌など意味が無いと説きます。
三十代半ばでシステムエンジニアとして独立開業しました。
高卒入社した会社では管理職まで引き立ててくれました。
ところが管理の仕事は面白くないのです。
管理者の役目は、目標達成と部下の指導育成です。
そのために労働六法の勉強をしました。それはいい。
ですが現場作業をすることはありません。それが面白くなかったのです。
それで独立しますと仕事の波がありました。
忙しい時はとことん多忙です。
暇になりますと、従業員ともども大丈夫だろうかと心配になります。
五年ほどしてお得意様の社長から、
「いいお寺さんがあるよ。経営者はこぞって参加している。あなたも来ないですか」
と誘われました。
それが真言宗でした。信じると現世利益があると説きます。
確かにその恩恵を受けたなあと思える事案が何件もありました。
「日本初あるいは世界でも初めてかという相当難しい仕事」を請けたことがあります。
必死ですから大学の門を叩きました。教授と検討しました。
でもその都度それがお客様の都合でキャンセルになりました。
納期近くになってもできていなくて困っていたところでした。
全額支払っていただけました。奇跡です。奇跡が何件も起きました。
そのようなお話をすれば一生ブログ記事が書けます。でも守秘義務があり墓.場に持っていきます。
現在でも会社は細々とですが続いてありがたいことに生活の糧になっています。
警備員のパートは本業が暇なときに助かっていました。