また思う最後の一葉黄落期

術後10日目。

医師から今週はいつ退院してもよろしいと言われました。

保険給付金の都合で水曜日にしました。

7階の病室から黄葉が見えます。

蔦(つた)の葉はもう落ちています。

蔦を目にしますとオー・ヘンリーのΓ最後の一葉」をいつも思い出します。


窓の外に見える煉瓦の壁を這う蔦の葉を数えΓあの葉がすべて落ちたら私も死ぬ」と病気の少女。それを聞いた老画家のベアマンが嵐の中に葉の絵を描きました。



また思う最後の一葉黄落期

メールくる人の励ましメールとは筆談と知るガン病棟

術後9日目。

お粥から柔らかいご飯になります。

食事中はテレビをつけます。

30分かけてゆっくり食べるよう指導を受けています。

食後1時間は安静にしています。

看護師さんから寝転がらないようにと注意されます。

たいてい本を読むか瞑想かメールをしています。

その後にトレーニングをします。

病院によるトレーニングはありません。

自主トレーニングです。

エレベータで地階に降りてそこから10階まで徒歩で上がって行きます。

10階からまたエレベータで地階に降ります。

術後5日から始めています。

最初は7回しました。

それから日に日に回数が減っています。

飽きがきたのか疲れたのかわかりません。

同室で相憐れむ胃ガンかな

術後8日です。
4人病室も患者の入れ替えがあってます。
一昨日から胆のうガン、食道ガン、私の胃ガンの3人に待望の胃ガンが入って来ました。
同病相憐れみたいものです。肩を叩きあって同情しあいたいものです。
ベッドで主治医らしき人とお話しされている声が漏れ聞こえてきます。
まずは抗がん剤治療で様子を見て手術はしない方向のようです。


Γ胃ガンですか。私もです」
Γ再発です。65歳の時半分に切って退院後は毎月血液検査に5年通いました」
Γ早期発見でよかったですね。薬で治ればいいですね」
Γ新薬がでているそうです」
Γそう、ソックス法です。私の胃の中の潰瘍が消えました。何回しますか?」
Γワンクール1週間で3週間で抗がん剤治療が終ります」
Γ2回から外来で日帰りで済みますね」
私も抗がん剤点滴注入の1回目は1泊2日の入院をしました。あと2回は日帰り通院です。
Γ入院保険金を貰うために絶対退院しません。最低2週間は入院させて欲しいと頼んでいます」
一人暮らしで帰っても寒いし自炊や生活が大変なようです。