駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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2018年10月のブログ記事

  • 競艇場が違えば警備方針が正反対

    思わぬ足止めをされましたが隣町のW競艇場の集合時間に間に合いました。 ここは私の所属するA競艇場と真逆の警備内容でした。 鉛筆やマークカードの整理整頓よりボートファンのつり銭や舟券の取り忘れがないか真剣に立哨しています。 もし取り忘れを見逃したら反省文を書かされます。 私は望むところです。 このあ... 続きをみる

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  • 偉そうな警備員を黙らせた話の続き

    「ちょっと待て」 私は殴る振りして殴らせて殴り返す算段をしていました。 YMはようやく自分のあほさ加減に気が付いたようです。 「なんだよ」 「隊長の入場許可は無いにしても守衛はオッケイしたんだろ?」 守衛というのは従業員出入口から入りますと正面に同じ会社の警備員が座っています。 入場する時に元小学... 続きをみる

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  • 偉そうな警備員に活を入れた話

    休日に隣町のW競艇場に応援に行って欲しいと隊長から要請されました。 A競艇場のロッカーに置いてある制服を取りに来ました。 すると喫煙室から出てきた3歳年上のYMがロッカーに行かさないと言いました。 「どうして?」 「常識だろ」 それは初耳です。そんなはずはありません。こいつは馬鹿です。 『馬鹿野郎... 続きをみる

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  • 自分がルールだという競艇場警備員

    A競艇場には自転車通勤をしていました。 ロッカーに制服制帽を置いて着替えていました。 休みの日に隊長から、 「明日も休みですがW競艇場に応援に行って下さい」 と頼まれました。 W競艇場はナイター競艇で勤務時間は13時から21時30分でした。 それで車でA競艇場に制服を取りに12痔30分に入りました... 続きをみる

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  • 威張りたがる爺さんは老害警備員

    最終レースが終りますと観客席の点検を行います。 無料席は固いプラスティックの座席のせいか新聞を敷くファンの方が多いです。 新聞の間にクッションも兼ねてか大量のマークカードなども挟んでいます。 使えそうで汚れていないカードは元の場所に戻します。 時々中身の入ったタバコの箱もあります。いつもは清掃担当... 続きをみる

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  • 偉そうにしているリーダーは二流かな

    前班長のモアイは55歳で定年退職してから警備員になったそうです。 A競艇場警備員となって15年のベテランです。 昔は企業の定年が早かったです。自衛隊はもっと早く若年退職制があり40代後半でした。 競艇場の警備員の仕事は良くも悪くも十年一日です。 よく辛抱されたと感心しますし変化がないから長く続いた... 続きをみる

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  • 徒党を組む競艇場警備員

    男が集まりますと徒党を組みたがります。 A競艇場の警備員もそうでした。 前班長のモアイを中心に隠微なグループができていました。 同じ時期に入社した数名も一員になっていました。 仲間と団結して他の者を攻撃したり無視したりします。 彼らのプライドは高いだけで人間的に未熟な連中とみていました。 冷やかに... 続きをみる

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  • 舟券の取り忘れ感謝される警備員

    競艇場で舟券購入をされるお客様のことを単に「ファン」と呼んでいます。 警備員のうちの少数派ですがファンを大事にして舟券やつり銭の取り忘れがないか真剣に立哨します。 ファン同士の争いには身体を張って阻止します。マークカードや鉛筆の補充や記載台整理は二の次です。 A競艇場警備員の長年の伝統で記載台整理... 続きをみる

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  • 警備中小銭の音する競艇場

    舟券の発売機前で小銭を落とすお客さまが多いです。 1階と地階の無料席では床がタイル張りです。 小銭が落ちたら「チャリーン」という音がします。 落とした本人も周囲のお客様も後ろに控えている警備員も高齢のために気が付きません。 最初は信じられませんでしたが高い音が聞こえなくなるようです。 天井のスピー... 続きをみる

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  • 競艇場警備員は耳が大事だが必須でもない

    競艇場警備は他の警備よりは働きやすいです。 体力や機敏さが必要な仕事ではなく高齢者でもできる仕事内容です。 場内は空調が効いて快適です。 場内ではよく聞こえる耳があればなお結構です。 というのは舟券発売機はよくできていまして、マークカードの記入ミスを音声で知らせてくれます。 それを離れた場所で立哨... 続きをみる

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  • 競艇場警備における独特の仕事

    5年前のA競艇場の無料席警備班ではレースが始まりますと掃除を開始します。 お客様はスタートと最初のターンを食い入るように見ます。勝負はそこで決着します。 掃除は記載台と呼ばれるマークカードや鉛筆を置いたテーブルの整理です。 だいたい10メートル間隔で設置されています。その付近に大型モニターもありオ... 続きをみる

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  • 払戻しのクレームはよくある話

    警備員が払い戻しの時の苦情対応をするのは少数派でした。 私のほかに霊能者SYさんやOSさんくらいでした。 その他大勢の警備員はどうするかと言えば巡察というブラブラしている警備員を無線で呼びます。 私が気がつけば無線をする前に対応していました。 無線されたらどう対応するか観察します。 『誰が来ても上... 続きをみる

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  • 払戻しのクレームは未然に防げたこともあり(2)

    OSさんは払戻の立哨をしていました。 レースが終りますと的中者の払い戻しが始まります。 警備員は監視を始めます。払戻機に的中者が並びます。 払戻機の前で振り返って手招きしている年配の男性がいました。 「おい、警備員。ちょっと来い」 OSさんは急いで男性客の横に行きました。 「どうしました?」 「あ... 続きをみる

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  • 払戻しのクレームは未然に防げたこともあり

    お客様が払戻機の前で首を振ったりしていると何かがあります。 私は後方で立哨して見ていますのですぐに立ち寄ります。 「どうされました?」と聞きました。 「払戻が500円足らんなあ・・・」 レース結果から三連複670円の払い戻しと分かっていました。 「170円は出てきましたか。あと500円足りませんか... 続きをみる

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  • 競艇場での払い戻しクレーム対処は千差万別(2)

    UY隊長が警備員控室に来ました。 朝の定期巡回はありますが日中に訪れるのは珍しいことでした。 ドアをノックして中に入りました。 「SYさんいますか?」 「はい。おります」 「SYさん、話は払戻機の責任者から聞きました。今度からそういうことはしないで下さい」 「わかりました」 UY隊長は500円硬貨... 続きをみる

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  • 競艇場での払い戻しクレーム対処は千差万別(1)

    舟券が当たったのに払戻金が少ないというクレームは案外多いです。 たいていは客が高齢なための勘違いです。 賭け式が2連単と2連複の勘違いもよく起こります。客の話をよく聞くと解決することが多いです。 警備員が面倒と感じたらすぐに無線で巡察を呼びます。班長や先輩もそれでいいと言います。 払戻の客が「おい... 続きをみる

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  • 競艇場警備員の活動のひと駒

    競艇場でレースが始まりますとお客様は水面に向かってレース観戦をします。 警備員はその間に何カ所もある記載台や舟券発売機前の整理整頓やマークカードと鉛筆の補充をして忙しくなります。 お客様と一緒にレース観戦をしてはいけません。とはいえ何もしないで観戦する警備員もいます。 レースは3分足らずで終わりま... 続きをみる

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  • シニア競艇場警備員の悩み

    A競艇場の場内舟券売り場では警備員が舟券投票券の書き方とか、舟券発売機の使い方を教えたりします。 役所のロビーにいて、住民票の書き方やどの窓口かの案内をする係りのような感じです。 後でわかったのですがどこの競艇場でも競輪場でも場内の警備員はお客様の案内をするものでした。 私も数カ月の経験ですが案内... 続きをみる

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  • 目指せオールラウンド警備員

    隊長が替わり警備する配置場所が頻繁に換わりました。 場内班の中でも門番になったり有料席に行ったりしました。 特に場内無料席の隊員が場外駐車場班に出る事が今まで以上に増えました。 場外詰所で先輩のFJさんとFTさんが場外勤務が多いと盛んにぼやいていました。 「場内勤務は月3日であとは場外だもんな。俺... 続きをみる

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  • 「マークカードの文字は小さくて読めないっ!」当時はハズキルーペなし

    競艇場の警備員は不安でしたが慣れると全く平気でした。 舟券を購入するためのマークカードの書き方を覚える必要がありました。 誤記入したお客様のマークカードを見て間違いカ所を指摘します。 ところが、 「マークカードの文字は小さすぎて、読めないっ!」 「舟券売り場は騒々しくうるさい」 などで苦手という人... 続きをみる

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  • 幽霊談義が終り仕事をしましょうか

    SYさんに聞きました。 「霊って、どんな見えかたをするんですか」 「はっきり実体として見えます。普通に歩いて壁に消えて行きます」 「墨で描いた足のない幽霊絵が有名ですがあんな風には見えないのですね」 黙って聞いていたOSさんが、 「霊が見えるって妄想じゃないの?」 と言いました。 「そうだといいの... 続きをみる

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  • 霊能警備員は臨死体験者

    天のほうから心地よい音楽が聞こえた。 上を見上げるときれいな花畑が見えた。 飛んで行こうと思ったところに小学生の頃に死んだ黒猫のクロが現れた。 怒っているかのように目がカッと開いている。クロがしゃべった。 「早く自分の体に戻りなさい」 あたりを見渡した。 「・・・え、誰? ・・・どこにいるの? ・... 続きをみる

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  • 霊能者警備員の経緯

    霊能者SYさんはにこにこしながら私に手を差し出してきました。 「ああ、手が熱いですね。心も体も生命力が力強く燃えています。悪いところはないです。OSさんはお腹が悪いですよ」 と言いました 実際その通りに同僚のOSさんは胃がんになって4年後に胃の全摘手術を受けました。 「そうですか。ありがとうござい... 続きをみる

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  • 霊能者の警備員の話が続く

    霊能者のSYさんは背が低くてぽっちゃりしていて人のよさそうな顔をしています。 巡察のOMが「SYは若く見えるが65を過ぎている。去年まで場内に所属していたが君たち新人が大勢入ったのでかわいそうに場外に行かされた」 と言っていたことを思い出しました。 駐車場の場外勤務を下にみていて不快になりました。... 続きをみる

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  • 霊能者の警備員は童顔

    駐車場班の先輩警備員は多士済々でした。 面白い人が多かったです。 そんな中でもピカイチの忘れがたい人はSYさんでした。 小柄で童顔で私より若いと思ったのですが5歳上でした。 SYさんはA競艇場勤務が長くてオールラウンドプレーヤーでした。 場内外の警備に精通していました。 お山の大将というタイプでは... 続きをみる

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