長老の隊長の声若し御歳を問えば七十五

土日祝のパート駐車場警備員です。
管制からの指示で直行直帰の小規模食品スーパーに行きました。
9時から18時の勤務です。8時30分に現場に入りました。


行ってみて警備員の人数がわかります。2人警備でした。
しかも相方の隊長は3長老のうちの1人でNT長老でした。


スーパーの朝市が9時から11時30分まであります。大変混雑します。その間は休憩がありません。自転車も多く駐輪場におさまらず店舗脇に連なっています。


隊長の「いらっしゃいませ。ありがとうございます」という声が駐車場に響きます。


交代の時におそるおそる御歳を聞きました。
「いつもお元気ですね。YTさんよりお若いのですか?」
長老の1人であるYTさんは73歳と聞いていました。
「いやいや私が上です。75です」
警備員をしているから若いのかもしれません。
いつも大きな声を出しています。手も動いています。
それが健康にいいのかもしれません。


長老の隊長の声若し御歳を問えば七十五


誘導棒振って通行止め

土日祝のパート駐車場警備員です。
通行止め迂回という業務を初めてしました。


10月中旬の土曜日でした。
管制から朝の8時前に出勤と言われ現場に行って驚きました。
12時間交代の現場でした。つまり8時から20時の12時間勤務でした。交代者が20時から翌日8時まで勤務します。


JR線路や都市高速道路の下を通る地下道(アンダーパス)が通行止めになりました。雨水の排水強化や耐震補強などするようです。
迂回路を案内します。通行止め初日は渋滞して大変だったと聞きました。一週間経って私が担当したときは通行の皆さん周知が浸透していました。


それでもご存じない方が誘導棒で進入禁止と迂回案内の意味がわからず直進する車が何台もありました。
通常これを「突破」と言います。突破したところで地下通路を通れるわけがありません。
どうしてもUターンするしかありません。相方の警備員が通行止めですから迂回して下さいと説明します。
交代時に「夜勤が続いて大変ですね」とねぎらいますと夜勤のリズムができてその方がいいですと言ってました。


誘導棒振って通行止め示すが突破せし車ユータン迂回せり


警備士に携帯貸せといふ婦人

土日祝のパート駐車場警備員です。
食品スーパーで年配のご婦人から公衆電話を尋ねられました。
何回か来たことがあるスーパーでした。ちょっと意表をつかれました。
「えー、どこでしょうか。無線で問い合わせます」
と答えました。
すると「携帯電話貸して」と気軽に言われました。
自分の常識がおかしくなった感じでした。
あとでスポーツドリンクの差し入れでもあるだろうとスマホを渡しました。
しかし差し入れはありませんでした。世の中広いなと自分の常識がゆらぎました。


次に同じスーパーに配置になったときもありました。
スーパー付帯施設の美容院から出てきたマダム風のご婦人が寄ってきました。
「公衆電話どこでしょうか。ご存じ?」
よく見るときれいな人でした。
「はい、中央出入り口の横にあります」
「そう、ありがとう」
自分のスマホを貸そうかと馬鹿なことを思った自分を恥じました。


警備士に携帯貸せといふ婦人に思わず顔を見つつ渡す吾れ