コロナでお亡くなりになった故人様は火葬場に直葬です。
通夜式もなく葬儀もありません。

ましてや町内会にも知らせません。
親族だけの密葬をされています。

感情的には理解できます。
でも棺桶に入った故人様は悪いことはしません。

葬儀会社で夜間当直をしています。人は死にます。
喪主様にはコロナでも死因は肺炎と言って欲しいです。

水曜日は午前中がテニスです。
日影のベンチで３２度あり暑かったです。

午後から急がない仕事を少しして夕方に近所のスーパーに買い物に行きました。
いつもなら自転車で行きます。
買い物は、寝酒用の焼酎と栄養ドリンク１ダースです。
かなりの重量になります。

私の自転車はスポーツタイプです。前かごも後ろの荷台もありません。
荷物を片手で持って片手運転するか、ハンドルに掛けるしかありません。
どちらも危険です。歩いて行きました。
途中で地元の葬儀社の車を見つけました。
葬儀社の人と思える若い人がいました。
駆け寄って「（亡くなったのは）ここのご主人さんですか？」と問いました。
知らん顔をします。喪主様に口止めされているとピンときました。
「故人様はＳさんですか。私はよく知っている人です」
こっくりとうなづきました。

元町内会長で温厚で頭のいい老人でした。
早朝に一緒に町内清掃をしていたことがありました。
最近弱ってきたことは奥様から聞いて知っていました。
段々と一人暮らしの世帯が増えていくのかと寂しくなりました。

毎月、近所の歯科で歯石除去をしています。
毎週月水金にテニスサークルの練習があります。
それで月初めの火曜日を予約しています。

今日も行きました。
若いきれいな女性の歯科衛生士さんが処置してくれます。
たまたま歯石除去中に前歯の詰め物が取れました。
口を開けていた私は気が付きません。

院長は操作ミスではなく、ガタが来ていたせいだと言います。
確かに４０年ほど前に処置してもらったと思い出しました。
サラリーマン時代は超多忙でした。（３８歳で独立開業、現在に至る）
「私より頭のいい人はたくさんいるが私ほど仕事をする人は見たことない」
特に３０歳前に不摂生で前歯に虫歯ができました。歯科に行く時間がありません。
いつも仕事のことを考えていました。
子供の運動会に行っても頭の中で仕事をしていました。
散髪店でふっとアイデアがひらめたことがあり相当うれしかったです。

最近は７０歳が近いせいか集中力が鈍ってきたようです。
若い頃なら１日あれば書き上げるような１０頁程度の技術レポートに３日かかります。
衰えたなと自覚しています。無理は禁物なんでしょうね。