駐車場警備員の詩(うた)

警備に関する雑詠です。たまに普通の記事を書きます。

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我が家にも直立のアマリリス

鉢植えのアマリリスが満開です。



隣の奥様から頂いた形見の花です。
「ユリですか。大きな花ですね」
「これはアマリリスよ」
「ああ、これがアマリリスですか、歌にありましたね」
と言ったら気前よくくださいました。
それから10数年たちますが今でも花を咲かせてくれます。


小学校で歌った「アマリリス」を思い出します。
♪みんなで聞こう 楽しいオルゴールを ラリラリラリラ しらべはアマリリス♪


子どもの頃に「しらべはアマリリス」という歌詞に疑問を持ちました。
しらべとはメロディーのことです。
「メロディーはアマリリス」って、なんのことでしょうか。
異国情緒があって不思議だからこそいいのかもしれません。

今日はダービなぜ目出たいのか謎

今日は競馬G1レースの「日本ダービー」がありました。
出走前に競馬友だちの林さんのスマホに電話しました。
奇抜な発想で馬を選ぶのでそれを聞くのが楽しいです。
呼び出し音はしますが出てきません。


『林さん熱くなっているな』と思いました。
林さんは必要以上に感情的になってしまいます。
「今のレースは、惜しかったんだぜ・・・」
「もう少し買い足ししていれば当たっていたんだ」
「今日の負けを今度で取り戻す」


感情を理性で抑えられるようになってこそ、真のギャンブラーと思います。
林さんはギャンブルには向いていない性格だといえます。
私の買った馬券は300円でしたが負けました。悔しくありません。


ダービーと言えばこの歌を思い出します。
私が高校生の時に流行りました。



この歌で「♪ここでお前が負けたならおいらの生活ままならぬ♪」
という歌詞があります。それなりに面白いです。
ダービーの騎手になるような人はそんな心配はありません。
馬も騎手も一流とあとから知りました。

人が来た無言のままでじっと見る(3)

十代まで私と浜野と権田は近所でした。
浜野はレベルの低い私立高校に、権田は大手の日立金属に中卒で就職しました。
私は奨学金で県立工業高校に行きました。


高校卒業して何年かたって昭和の末頃です。
友人Kの戸建て住宅の近くに日立金属の社宅がありました。
権田はそこに入居していました。
私はその付近で浜野をちょくちょく目撃していました。
声を掛けるほど親しくありません。


浜野は「焼き鳥浜ちゃん」という店を出しました。
閉店後に飲酒運転して帰宅途中で事故を起こしたそうです。
それから離婚し不遇の生活と風の便りを聞きました。


そして友人Kは再び電話をしてきました。
「寝る前に施錠しようと玄関に行ったんだ」
「何?」
「下駄箱の上に、見慣れない袋があって中身は唐揚げだった。どう思う?」
「それは浜野のしわざだろう。手土産のつもりだろう」
と笑いました。
「気持悪いな。昼間も夜も施錠した方がいいな」
「それがいいね。酒好きの浜野はぼけているかもしれない。無施錠だと何をされるかわからないね」
「そうしょう」
「また浜野が接触してきたら、教えてね。面白そうだから」
(無言編、了)